海外のディズニーランドには「スパイダーマン」のアトラクションがあったり、スパイダーマンのグッズが売っているのにどうして東京ディズニーリゾートでスパイダーマンを見かけないのでしょうか?
「アイアンマン」や「キャプテン・マーベル」を始めとするアベンジャーズキャラクターは夜のキャッスルプロジェクションに出演したり、期間限定でスモールワールドがマーベル使用になってしている中でどうして人気キャラの「スパイダーマン」は登場しないのだろうか?
もしあなたが上記のような疑問を持っているのなら、この記事を読むことで万事解決です。
・TDRのマーベル参入の現状
・スパイダーマンがTDRでNGだった理由
・スパイダーマンがTDRに導入される可能性がある
スパイダーマンが東京ディズニーランドに出現しない理由は、主にライセンスと契約上の問題に起因しています。以下に詳細を説明します。
TDRでスパイダーマンのみがNGな現状
冒頭でも少し触れましたが、現状TDR(東京ディズニーリゾート)ではMCUに登場するの中でスパイダーマン関連のキャラクターのみ色々制限されている形になっています。
2024年現在、TDRにおいてマーベルの存在感は強いとは言えませんがキャッスルプロジェクションや期間限定のスモールワールドなど徐々に頭角を現しつつあります。
2022年からはディズニーハロウィーンの期間中限定ですが、MCUキャラクター(スパイダーマン関係を除く)の全身仮装も解禁され話題となりました。
2023年にはディズニーアンバサダーホテルにて期間限定でアベンジャーズルームも登場しました。
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この部屋にもスパイダーマンは何処にもいませんでした。
どうしてスパイダーマンのみNGなのか
さて2025年1月現在、マーベルキャラクターたちがTDRに少しずつ参入していることがわかりました。
ではなぜ、日本でも知名度と人気が高い「スパイダーマン」を参入させないのかその理由を説明します。
USJの影響
かつて、ユニバーサル・スタジオ・ジャパン(USJ)はマーベルキャラクターを使用する権利を持っていました。
実際USJには「ザ・アメイジング・アドベンチャーズ・オブ・スパイダーマン」という大人気のアトラクションがあり、これは2004年から2024年1月22日まで運営されていました。
最後はグランドフィナーレイベントを実施し、ファンに惜しまれながらクローズしました。
このアトラクションの存在は、マーベルキャラクターの使用権がUSJにあったことを示しており、他のテーマパークが同時に同じキャラクターを使用することを制限していました。
ここでよく、「2023アンバサダーホテルのマーベルルームは権利的に問題ないのか?」 「2022年からディズニーハロウィーンで仮装解禁されているが?」 と思ういますよね?
アンバサダーホテルのアベンジャーズルームの件はあくまでも「テーマパーク」では無く、ホテルで行っていることであり、「他のテーマパークが同時に同じキャラクターを使用すること」という制限を上手く回避していると考えられます。
仮装の件は、パークがキャラクターを使用しているわけではなく、ゲストの服装の話なのでセーフという判断だと考えられます。
スパイダーマンが名指しでNGなのは他のMCUキャラクターとは違い、映画に登場するスパイダーマン(トムホランド)の権利がディズニーに無いからであると考えられます。
スパイダーマン関連キャラ以外のMCUキャラクターの権利はディズニー&マーベルが持っていますが、スパイダーマン関連キャラの権利はSONYが持っています。
このため、仮装のルールのディズニー作品のキャラクターのみというルールに外れるのでスパイダーマンのみ名指しでNGとなっていると考えられます。
要するに、ディズニーが権利を持っているスパイダーマンが登場する作品は無いので、マリオやピカチュウ等と同じ理由で仮装は禁止。だが、MCUに出ていて仮装対象の作品リストにスパイダーマンが出てくる作品があるので名指しでNGの記載があると考えられます。
実際、海外のディズニーパークではUSJのような権利の規定がなかったため、スパイダーマンが登場しています。
ですが、MCUに出てくるスパイダーマンのスーツではなく、オリジナルスーツを着ています。
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このスーツのスパイダーマンは映像作品『ホワット・イフ…?』にも登場しています。
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書いていて『シュガーラッシュ』に登場する名指しでNGの記載が「クッパ」や「エッグマン」の仮装はいいのかとか考えてしまいますが、そのあたりはどうなのでしょうね。常識的に考えてNGだとは思いますが。
この辺の詳しいルールはディズニー系の記事を書いている方に任せましょう(逃走)
ライセンスの期限と地域制限
USJのマーベルキャラクターに関するライセンスは、2024年1月22日に期限を迎えました。
ただし、このライセンス契約が切れるまでは、東京ディズニーランドはスパイダーマンを含むマーベルキャラクターを公式に使用できませんでした。
- 地域制限: マーベルキャラクターの使用に関するライセンス契約には、特定地域での排他的利用権が含まれることがあります。USJのマーベルライセンスが有効だった間、東京ディズニーランドはその地域でのマーベルキャラクターの使用を制限されていました。
- 仮装の規制: TDRでは、特定のイベント(例えばハロウィーン)において、マーベルキャラクターの仮装が解禁されることがあります。しかし、スパイダーマンは例外的に禁止されています。これは、映画化権や商標に関する契約上の複雑さから来ています。
現状と未来の可能性
USJのマーベルライセンスが終了した今、東京ディズニーランドでのマーベルキャラクター使用の可能性が開かれました。
実際に、最近の動きとして、東京ディズニーランドでマーベルが登場する可能性が話題に上っています。
近い将来、新アトラクションや新レストラン、新グリーティング、新エリアにマーベルの要素が含まれるかもしれません。
その中には、スパイダーマンもいるかもしれませんね。
まとめ
結論として、東京ディズニーランドがスパイダーマンや他のマーベルキャラクターを出せない主な理由は、過去のライセンス契約と地域的な排他性にありますが、現在はその制約が一部解消され、新たな展開に期待が持てる状況です。
ただし、最終的な決定や発表までは、引き続き情報を待つ必要があります。
いつか東京ディズニーリゾートでスパイダーマンを見ることが出来る日を夢見て。。。
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