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スパイダーマンの権利について解説!権利関係はどうなっている!?

この記事でわかること

・スパイダーマンの権利が複雑な理由

・マーベル所有のスパイダーマンの権利もあること

・マーベルとSONYの関係

・ホワットイフのスパイダーマンのスーツについて

スパイダーマン、またはピーター・パーカーは、マーベル・コミックの最も象徴的なキャラクターの一人であり、その映画化権利は長い間業界内で注目の的となってきました。

「スパイダーマンは権利が複雑でMCUに参加できたのも奇跡」や「スパイダーマンの権利はソニーが持っている」という話を聞いたことある方が多いのではないのでしょうか?

この記事では、スパイダーマンの権利の複雑な歴史と、今日の状況について解説します。

目次

権利が複雑な訳

1999年、当時財政難にあったマーベルは、スパイダーマンの映画化権をソニー・ピクチャーズに約700万ドルで売却しました。

これにより、2002年のトビー・マグワイア主演の『スパイダーマン』から始まる一連の映画が製作されることとなります。

つまり、現在MCUを制作しているマーベルはスパイダーマンを映画に登場させる権利を持っていないということになります。

でもMCUには、スパイダーマンが出てきますよね。

それについては次のブロックで説明します。

スパイダーマンMCUへの参加

2015年、ソニーとマーベルは歴史的な協定を結び、トム・ホランドを新たなスパイダーマンとして、マーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)に登場させることを許可しました。

これにより、2016年の『シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ』以降、MCUの映画にスパイダーマンが参加するようになりました。

それと同時にアンドリュー・ガーフィールドがスパイダーマンを演じる『アメイジング・スパイダーマン』シリーズが打ち切りとなりました。

MCU映画『スパイダーマン:ホームカミング』や『スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム』の成功により、両社の関係はさらに強化されました。

しかし、一時はソニーが独占的な映画化権を行使するとの話もあり、ファンからは大いに反発がありました。それでも、最終的には再協定が成立し、MCUでのスパイダーマン映画の制作が続くこととなりました。

現在の状況と未来

新作スパイダーマン映画の脚本が作り直されているとの情報もあり、マーベルとソニーは『ノーウェイホーム』以上の成功を目指しているようです。

また、ソニー単体の映画だとSSU(ソニー・スパイダーマン・ユニバース)は2024年公開の『クレイブン・ザ・ハンター』を持って一旦終了となる模様です。

アニメ作品「スパイダーマン:ビヨンド・ザ・スパイダーバース(原題)」については、現時点で特に情報は入ってきていませんが製作は続いているようです!

権利の複雑さと混乱

スパイダーマンのキャラクターに関する具体的な権利は複雑で、ソニーには映画化権がありますが、テレビゲームマーチャンダイジングの権利はマーベルが保持しています。これが、またややこしい。

ホワットイフのスパイダーマン

前述の通り、ソニーが持っているスパイダーマンの権利は映画権です。

映画ではなくテレビアニメの形態の『ホワット・イフ…?』には、SONYのロゴが無くてもスパイダーマンを登場させることができます。

© 2021 Marvel

しかしこのスパイダーマンのスーツをよく見ると、これまでMCUに登場してきたスパイダーマンのスーツとは違うスーツであることがわかります。

これまでMCUに登場していたトム・ホランドが演じているスパイダーマンの権利はソニーが持っている為、同じスパイダーマンは登場させることが出来ないので別のスーツを着せていることが考えられます。

このスーツをよく見ると、アメリカのディズニーランドにあるアベンジャーズキャンパスのスパイダーマンのスーツ(下記画像)によく似ています。

10 Things You Don’t Want to Miss when Visiting Avengers Campus at Disney California Adventure Park – Disney Parks Blog

このスーツの権利はマーベル(ディズニー)が持っているのでしょう。

ところで、海外のディズニーパークにはスパイダーマンのアトラクションがあったり、お土産が売ってたりするのですが、東京ディズニーランドでは現状それは許されていません。

東京にはアトラクションこそ無いものの、アイアンマンやグルートなど一部のMCUキャラクターたちは夜のキャッスルプロジェクションに登場したり、ハロウィン期間中にはスパイダーマンを除くMCUキャラの仮装も可能です。

ソニーは映画権しか持っていないはずなのに、何故東京ではスパイダーマン関連のキャラがNGとなっているのかが知りたい方はこちらの記事へどうぞ。

まとめ

スパイダーマンの権利問題は、ファンにとっては一喜一憂の連続でしたが、現在は両社の協力関係が成功をもたらしています。

しかし、映画業界の動向や各社の戦略次第では、また新たな変化が起こる可能性があります。

スパイダーマンの未来は、まだまだ書かれ続ける物語であり、我々はその展開を見守るしかありません。

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