『アベンジャーズ』(2012年)は、マーベル・コミックのキャラクターたちが結集する最初の映画であり、マーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)の第6作目です。
物語は、地球を守るためのスーパーヒーローチームの結成から始まります。
MCU初のクロスオーバ作品であり、フェーズ1の集大成となる作品です。
この記事では、『アベンジャーズ』を楽しく見る為に知っておきたい、あらすじや登場人物、見どころ、『アベンジャーズ』を見る前に見ておくべき作品を紹介します。
邦題:アベンジャーズ
原題:Marvel’s The Avengers
制作会社:マーベルスタジオ
監督:ジョス・ウェドン
脚本:ジョス・ウェドン
日本公開日:2012年8月14日
予告編はこちら!
本作の前に見るべき作品
マーベル映画と言えば、見る順番がわけわからないで有名ですよね。
そこで、『アベンジャーズ』を見るために必要な作品を紹介します。
見ておくべき作品は、下記の通りです。
見るべき作品に特定の作品があること自体がネタバレになる可能性があるのでご承知おきください。
見ないと内容がつかめないものを「必須」、見ておくとより楽しめるが見てなくても問題ないものを「推奨」としています。
見ておくとより楽しめる作品
(ネタバレの危険性あり)
なし
MCU作品の見る順番については、この記事の終盤「本作を見た後に見る作品」の章に関連記事のリンクを張っているので興味ある方は、後程ご覧ください。
『アベンジャーズ』のあらすじ
S.H.I.E.L.D.のトップを務めるニック・フューリーは、地球が未曾有の危機に瀕していると感じ取り、世界中の超人たちを一堂に会し、チームを創設する決意を固めます。(メンバーは後述)
しかし、集まったヒーローたちは互いに違う価値観や過去のトラウマを抱え、協調して戦うことが困難な状態でした。
同時に、ソーの異母兄弟である悪役ロキは地球の支配を企て、四次元キューブ(テッセラクト)を奪取し地球に攻めてきます。
新生アベンジャーズは、まだ心を一つにしていない中で、ロキとその軍団との戦闘に直面。
チームとしての信頼と連携を築きながら、この未知の敵から地球を守れるのでしょうか!?
結末は『アベンジャーズ』を見て確かめてください!!
アベンジャーズのメンバー
アベンジャーズメンバーとして、ニック・フューリーに選ばれたメンバーは以下の通りです。
トニー・スターク(アイアンマン)
アイアンマンことトニー・スタークは、スタークインダストリーズのCEOであり、拉致事件を経て自身のスーツを開発した天才発明家です。
彼のスーツは飛行能力、多彩な武器、強固な防御、そしてAI「JARVIS」によるサポート機能を備えています。
スタークは自信に満ちた皮肉屋で、強い責任感と自己犠牲の傾向を持ちますが、ナルシシズムやスーツへの依存が弱点となります。
『アベンジャーズ』では、彼はチームの技術的支柱として、テッセラクトの研究や戦闘の際の戦略的対応で重要な役割を果たし、リーダーシップを学びながらチームを支えます。
スティーブ・ロジャース(キャプテン・アメリカ)
キャプテン・アメリカことスティーブ・ロジャースは、第二次世界大戦の英雄で、超人血清によって強化された身体を持つ超人です。
現代に蘇った後もその正義感と高潔さは変わらず、超人的な力、速度、耐久力、そして盾を使った戦術で戦います。
リーダーシップと戦術的知識でチームを指揮する一方、現代社会への適応や時代遅れの価値観による衝突、友人を失った孤独感が彼の弱点です。
『アベンジャーズ』では、そのリーダーシップと正義感でチームを統率し、地球を守るための戦いに参加します。
ソー
ソーはアスガルドの王子であり、雷神です。
ムジョルニアという特別なハンマーを用いて雷を操り、飛行や強力な攻撃を行います。
勇敢で誇り高く、正義を重んじる一方、義弟ロキとの複雑な関係が彼の行動に影響を与えます。
『アベンジャーズ』では、人間としての成長と謙虚さを学んだ後、チームに加わり、その力と戦士としてのスキルでニューヨークの戦いに貢献。
プライドやロキへの感情が弱点となり得ますが、チーム内での役割は大きいです。
ナターシャ・ロマノフ(ブラック・ウィドウ)
ブラック・ウィドウことナターシャ・ロマノフは元ソ連のスパイで、現在S.H.I.E.L.D.のエージェントです。
彼女の戦闘技術、諜報活動、そして身体能力は一級品で、情報収集や戦闘での貢献が大きい女性です。
性格は冷静で計算高く、信頼を勝ち取った者には忠誠を示す一方、自己犠牲も厭わないです。
しかし、暗殺者としての過去から来る罪悪感や、超人的能力を持たない人間としての脆弱性が弱点となっています。
『アベンジャーズ』では、チームの結束を強め、戦略的な役割を果たします。
ブルース・バナー(ハルク)
ハルクことブルース・バナーは科学者であり、ガンマ線事故によりハルクに変身する能力を得ました。
変身すると驚異的な力、跳躍力、耐久力を持ちますが、そのコントロールが難しく、バナー自身は内向的で孤独を好みます。
『アベンジャーズ』では、彼の力がチームの鍵となり、特にニューヨークの戦いでその強大な力を発揮します。
しかし、制御不能な変身や変身後の記憶喪失が弱点として存在します。
クリント・バートン(ホークアイ)
ホークアイことクリント・バートンは、S.H.I.E.L.D.のエージェントであり、弓の名手として知られています。
彼の射撃技術は比類なく、多種多様な特殊な矢を使用して戦闘に参加します。
戦略眼も持ち合わせ、情報収集や妨害工作にも長けています。
『アベンジャーズ』の見どころ
ここでは、ネタバレにならない程度に『アベンジャーズ』のおすすめポイントを紹介します。
これらの見どころによって、『アベンジャーズ』は単なるスーパーヒーロー映画を超えた、人間のドラマとチームの絆を描く物語となり、MCUの基盤を作り上げました。
クロスオーバー
まずは、なんといっても『アイアンマン』、『アイアンマン2』、『インクレディブル・ハルク』、『マイティ・ソー』、『キャプテン・アメリカ/ザ・ファーストアベンジャー』で別々に登場し活躍していたヒーローたちの共演が、『アベンジャーズ』一番の見どころではないでしょうか!
各キャラクターがそれぞれの前作で築かれた背景を持ち込み、それが新たなチーム環境での対立や成長につながる。
特に、スタークの自信過剰とロジャースの古き良き価値観の衝突、バナーの自己抑制とハルクとしての解放、ソーの王子としての責任感とロキへの複雑な感情などが物語を豊かにしています。
チームワークの形成と成長
最初は全員の我が強くチームとしての協調性が見られず混乱や対立が多く描かれますが、ある事がきっかけで協力し団結することになります。
終盤で、各ヒーローが互いの能力を理解し、補完し合いながら戦っていく様は感動すら覚えます。
壮大な戦闘シーン
当時の視覚効果技術の進化を象徴するニューヨーク決戦。
チタウリの軍勢が街を襲うシーンや、各ヒーローがその能力を発揮する映像美は今見ても圧巻です。
また、『アベンジャーズ』は単純なパワー対決ではなく、戦略とチームワークが勝敗を分けます。
超人のハルクや神のソーだけではなく、普通の人間のホークアイの狙撃、ブラック・ウィドウの機転等が絶対必要な戦力として描かれています。
ロキ
今作のメインヴィランであるロキは単なる敵ではなく、ソーとの兄弟愛や自身の支配欲、コンプレックスが描かれ、観客に共感を抱かせる要素があります。
元々私がロキ推しというのもあるかもしれませんが、この作品の真の主役は彼だと言っても過言ではないと思っています。
彼の存在は、MCUの中でも重要なものになっていくので皆さんも推してみてはいかがでしょうか。
ジョス・ウェドンの脚本と監督
この手の作品だと、目立つキャラと目立たないキャラの差が激しくなりがちですが『アベンジャーズ』ではそれがありませんでした。
ウェドン氏は各キャラクターの時間分配と成長を巧みに描き、6人のメインキャラクターがそれぞれの輝きを持つ作品に仕上げ氏います。
また、重厚なストーリーテリングの中に、スタークのジョークや、意外なハルクのユーモラスなシーンを挟むことで、緊張感とリラックスのバランスが丁度いいことも見どころのひとつです。
カメオと未来への伏線
エンドクレジット後のあるキャラの登場や、スタン・リーのカメオなど、MCUの広がりを感じさせます。
特にエンドクレジット後のシーンは後の「インフィニティ・ウォー」への伏線となっているので必見です。
映画内での会話や小道具が後の作品で重要になることが示唆され、ファンには見落とせない要素となっています。
エンドクレジットの解説やトリビアについては後日記事にする予定です!
本作を見た後に見る作品
本作『アベンジャーズ』を見た後に見るべき作品は、下記の通りです!
本作がアベンジャーズの1作目で、「アベンジャーズ2」にあたる作品は『アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン』になるのですが、その前に下記の作品が挟まります。
MCUの見る順番についてはこの記事をご覧ください!

まとめ
今回は、『アベンジャーズ』を楽しく見る為に知っておきたい、あらすじや登場人物、見どころ、『アベンジャーズ』を見る前に見ておくべき作品を紹介しました。
ディズニープラスか何かで『アベンジャーズ』を見て、小ネタやトリビア、おまけシーンについて気になったらこの記事のリンクから飛べる記事にまとめてあるので見てやってください。
コメント
コメント一覧 (4件)
[…] いのだけはやめてください!人生が変わるほど面白い可能性があります!!取り合えず「アベンジャーズ」までの作品を見て続きが気にならなかったらもう見なくて大丈夫かと思います。 […]
[…] ・アベンジャーズ 必須 […]
[…] ・ファースト・アベンジャー』を見た後に見るべき作品は、『アベンジャーズ』です! […]
[…] ・アベンジャーズ 必須 […]